1、さえずる雲雀の声に ふたたび春はめぐる 月日を重ねてあつく 胸にあふれる涙よ いとしく育くみしわが子 ひととき帰りこよ せめてはまぼろしとなりて なつかしの母の夢に 2、りんごの花びらは春の 盛りを白く開く その花摘みしわが子の 幼き面影いずこよ 黄泉路をつかそどる神よ ひととき返したまえ いくとせなげき深まる 悲しき母の胸に